少し前のお話ですが、「新規に購入予定の上置き用仏壇に実家の仏像を祀りたい」とのご要望がありました。
しかし上置き用仏壇は空間（特に高さ方向）に制限があってあまり背の高いお仏像は入れられません。

何しろ台座が立派です。

そこで、台座を切り離したうえで水板と呼ばれる最下段の六角板を新調して接合、全体の寸法を縮小することになりました。
お魂が抜けているとはいえ、お仏像の台座加工は身が引き締まる思いです。
無事に分離できました。

これを水板（朱色）に接合します。位置関係が肝ですが無事に完了しました。



新しいお仏壇に入れてみましたが、あらかじめ寸法計測を行っていたので良い感じで収まりました。

このように、弊社では様々なアイデアを提供いたします。
お困りの方はぜひともお問い合わせください。

ところで。

最近ぼちぼち人とものの流れも以前のような活気を取り戻しつつあります。京都市内も観光客の方々の姿が多くみられるようになりました。先ほど外回りの途中で二条城の側を通ったのですが、観光バス用の駐車場は満車でした。修学旅行生がいっぱい。閉塞感のあったここ２年ですが徐々に普通の生活が戻ってきていますね。我々の業界も少しづつでも以前の状態に戻ることを祈りつつ、日々の仕事に勤しんでいきたいと思います。