お位牌の情報をいただく際にはかなりな慎重さが必要になります。万が一間違ったりしたら対応が難しい場合があるからです。「蒔絵書き」の場合は早急に対応すればいったん消すことも可能なのですが、文字彫刻の場合はそうもいきません。消しゴムで消すこともできない（←当たり前）わけですからね。

よくあるのは没年月日の情報や行年の情報の間違いです。

今回は行年の文字修正でした。先に旅立たれたお連れ合い様は「数え年」だったのにご主人の行年は「満年齢」でご教授いただいたのです。お客様より修正のご要望があり自社対応することになりました。

とある素材で修正箇所を埋めたうえで表面を平滑にします。残念ながら少々の修正跡は残りますが、この上から新規に文字を彫るとあまり目立たなくなります。

ここに予め位置決めをした文字を彫刻します。

工程としては大したことないのですが、やはりそれなりのノウハウはあります。

お困りの際は弊社までお問い合わせください。価格も最高で百円玉数個程度ですので（っていうかほとんどの場合字数が2～3ヶなので料金など頂いておりませんが・・・（笑））。