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2024年10月26日スタッフブログ
古い過去帳の保存について
過去帳というのは、ご先祖様のお戒名や命日・俗名・お亡くなりになった年齢などを記しておくいわば記録帳です。代々続いている旧家の過去帳だと百人以上の情報が記されていることも珍しくありません。しかし年月というのは形あるものを風化させていきますので、「新たに過去帳を新調したい」とのご要望を受けることがあります。
しかし膨大な情報をそのまま書写するのは時間と労力が(もちろん予算も)かかります。最近はスクリーン印刷の技術を用いて過去帳に印字する機械もありますが、それでも字数などの制限も出てきたりします。
「文字を入れるのにこのくらいの料金がかかります」と申し上げるとびっくりされることもしばしば。どうにかできないもんかと思っておりましたが、最近お受けしている仕事の中でちょっと思いついたことがあります。
これ、電子データで残すことはできないもんかな??
スキャン画像(JPEGのファイルタイプでいいと思いますが)&印刷用のPDFデータをUSBメモリでお渡ししておけば、このご時世ですからPCやスマホで手軽に見られます。また、画像データは加工が可能ですのでちょっと手を加えて見やすく仕上げることもできます。
元の過去帳は乾燥材などと一緒に保存しておけば一定期間(数十年)保存ができます。
試しにやってみましたら、まあまあうまくいきました。
画像は1ページ目だけですが、記述があるところだけ拾っても見開き20ページ近くあります。料金はUSBメモリの料金含めて千数百円程度。
また今回は、このデータとは別に膨大な情報の中から3代前までの情報を拾って印字~新規過去帳を製作しました。ご注文いただいた品物も含めて、このデータを年内にお渡しすることになります。こんな取り組みもいたしますのでお気軽にお申し付けください。