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2023年2月4日スタッフブログ

【誰が】とある仏壇屋の一日【興味あんねん】

我が家は店舗兼住宅です。なので「通勤時間ほぼゼロ」の非常に恵まれた勤務環境にあります。ただこういった業種の宿命として、いつ何時電話が鳴っても対応しなければならない・・・というのもつらいところではあります。「本日の営業時間は終了しました」的な自動アナウンスの導入を考えたこともありましたが結局宙に浮いたままで終わっております。

さて。

弊社は年中無休なので毎日決まった時間に起床することになります。正直、目覚まし時計を使ったことはここ数年ありません。責任感なのか(←多分違う)加齢のせいなのか(←多分その通り)まあまあ規則正しい生活を送っております。

起床してからまず最初にすることは風呂掃除(←なんでや?)。
何となく自分でやらないと気が済まなくなっています。気を付けるとあっちこっちに汚れがあるものです。

次にするのは洗顔と歯磨き、そして「点眼」
10年前くらいに人間ドックで見つかった緑内障の進行を防ぐために目薬が欠かせないのです。昨年は急激な眼圧の上昇で視界が真っ白になり緊急手術を受けておりますし気を付けなければなりません。それでも通院していたからこそ視力を失わなくて済んだわけですし私はラッキーでした。

次は建屋の全フロアの掃除。
「なにも毎日やらんでも・・・」と言われますが、外出しないでデスクワーク一辺倒の日もありますので運動代わりにやっております。あ、ついでにゴミ出しもやってます。これまた運動がわり(←にはなってないと思う)です。

ここまでやってから朝食を勝手に作って勝手に食べます。大したものは作れませんので大抵トーストとか納豆にご飯とか、そういう簡単なもので終わりです。余裕があったらコーヒーとか淹れますが、そういうのは週に1日あるかどうか。

店を開けます。位牌の彫刻機を動かす必要があるときはあらかじめ作業場のエアコンを入れておきます。元機械屋(設計やってました)としては安定した温度で動かした方がいいと思うからです。正直機械の方が人間よりも大事にされているかもしれません(笑)。

他業種の小売業と比べて仏壇屋というのは「待ち」の商売だと思いますが、いつ何時のご要望にもお応えできるようにまあまあの気構えで臨んでおります。でもまあ、一日中何のアクションもない日があったりして先が読めない仕事でもありますので、そういう際にはこれからの経営の在り方などぼんやり考えたりするようにしています。

昼食は簡単なもので済ませます。これまた毎日決まったものになりますが別に気にならないのでまあそれでいいかなと思います。

ウチは17時半に店を閉めます。昔は19時まで開けておりました。その当時は非常に忙しかったようで、ご自身のお商売を終えた方々が6時過ぎてからウチにおいでになることも多かったそうです。それだけ市内の昔ながらの各店舗さまにも活気があったということでしょうか。今の夕暮れ時の弊社周辺を先々代の祖父が見たらどう言うだろうな??などと思ったりします。

店を閉めてからは、ものを作ったり、はたまた納品の準備をしたりといった実作業をします。それが終わったらさっさと引き上げてしまいます。会社員時代に夜中まで会社にいたときのことを考えたら夢のような環境といえるかもしれません。それに通勤時間ゼロですしね。

後はさっさと風呂に入って夕食を摂って寝るだけです。夜更かしはしません・・・というか性に合いません(笑)。外食も1年で1回あるかないかくらい。「飲みに行く」なんて正直面倒くさいだけです(一部の方ごめんなさい)。

だらだら書きましたが、こうやって書いてみると自分の一日って本当につまんないもんだなぁ・・・と改めて認識しました。だからってこの生活は変えませんし変えようがありません。あと何年の人生かわかりませんが明日も同じような一日を過ごすのでしょうね。