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2021年6月22日スタッフブログ
お仏壇のとびらは開けっぱなし??
やっと緊急事態宣言が解除されました。
でも、まん延ナントカ(すみません、覚えきれないです)が継続中なので気は抜けないですね。個人的にはもうちょっとワクチン接種が進んだ段階で緩めた方が後々よかったんじゃないかって思ってます。皮肉を言うことにはなりますが『オリンピックどうしてもやりたい人たち』の思惑が絶妙な感じで見えてきて「あざといなぁ・・・」というのが正直なところです。
さて。今日はお仏壇のとびらについてのお話です。は?そんなもん語ってどうすんの?・・・いえいえ、ちゃんと理由はあります。
皆様はお仏壇のとびらについて、日頃どうしていらっしゃいますか?
1. 開けっぱなしです。
2. 閉めてます。
3. 開けたり閉めたりしてます。
4. よくわからないので、お寺さんが来られた時だけ開けます。
え~とですね、この中に正解があるのですが実はもうちょっと詳しく説明してから正解を申し上げましょうか。
まず、1.の方がよくおっしゃるのは
普通考えてとびらっちゅうのは閉めとくもんやし!行儀悪いやんか!
玄関のとびら開けっ放しにする人おらんやろ?
まあ、そうですよね。でもお仏壇のとびらはお家のとびらとは意味合いが違います。
下の画像をご覧ください。お仏壇には元来、二重のとびらがあります。
外側の戸板付きのものを「雨戸」、内側の格子付きのものを「障子」と呼びます。
以前申し上げたこともあるのですが、お仏壇というのはいわば『お寺のミニチュア版』です。お寺の内陣は障子があり、外側には雨戸がありますよね。今やこのような典型的な日本家屋の様式を踏襲しているのは寺院と一部の旧家くらいではないでしょうか。たとえ日本建築様式であったとしてもサッシ入れちゃってたりしますからね。
さてここからです。朝になったら雨戸は開けますよね。そしてお部屋の空気を入れ替えるために障子も開けます。
お仏壇も同じようにしていただくのがいいのです。つまり3.が正解です。
朝になったら雨戸と障子を開けましょう!
少しの時間でいいのでお手手を合わせてお参りしていただくと落ち着きますよ!
じゃあ、夜中はどうすんねん?
夕方閉めてください。
閉める前にお手手を合わせてお参りして一日のできごとをご先祖様にご報告しませんか?
で。閉めるときには注意していただきたいことがあります。
お供え物は全部出しましょう。
これにも理由があります。
そのままにしておくとお供え物をだめにしてしまうかもしれません。
虫さんが来たり巣を作る可能性もあります。
あの黒い方もそういうのを大歓迎しますからね。(しかしこのイラストよく使ってますね我ながら・・・笑)
「でも、いちいち全部閉めるのめんどくさい💣」
・・・それなら内側の障子だけでも閉めてはいかがでしょうか?
何事も臨機応変に。でも基本的なところだけは押さえておくと後の世代の方にもきちんとした知識が伝えていけます。
ご参考までに。