新規感染者数はじわりと増えつつあるように思います。やはり次の波は避けられないのでしょうが、なるべく小さな波であってほしいというのが正直なところです。

さて。

ここ数年、お仏壇の引き取りのご依頼が本当に増えてまいりました。お客様によってご事情は様々ですが、ここではその際に皆様に注意していただきたいことを書き連ねていこうと思います。

そもそもお仏壇には「お魂」が入っているものと考えられています（ただ、宗旨宗派によって概念は少しづつ異なりますので詳細は菩提寺やご縁のあるご住職にお伺いするのがよろしいかと・・・）。

「じゃあ、お仏壇を引き上げるときにはどうすんの？」

お魂を抜いていただくということが必要になりますので、ご住職においでいただいて法要を営んでいただきます（ちなみに浄土真宗では『遷座法要』と称します）。

「じゃあ、その時にお仏壇屋さんにも来てもらってたらいっぺんに済むわね！」

・・・え～・・・そうなんですけど、できれば避けられた方がよろしいかと（汗）。

なんで？！

経験上、一度にすべての流れを終えようとすると時間的な制約等で何かしらの支障をきたすことが多いのです。
特に多いのは、その住居にどなたも住まわれてない場合。いわゆる「空き家」ですね。わざわざ何回も行くのは面倒なのでいっぺんで済ませたいというのはだれしも考えることです。でも、ここには落とし穴があったりします。

「とにかくお仏壇の中も含めて持って帰って！！」

これが一番困るんです。
実はお仏壇の中には意外と貴重品や大事な書類、思い入れのある品が入っていたりするんです。
法要においでいただいたご住職やお家の方々をお待たせしてはいけないということもおありでしょうが、「急いては事を・・・」の例えの通りそういう時に限って突発的な事件が起こったりします。

「じゃあ、どうすればいいの？」

できれば事前に落ち着いてお仏壇の中を全部出して確認しておくことをお勧めします。
その場で確認ができないようなら一旦箱に入れてお持ち帰りいただき、落ち着いて検分するのでも構わないと思います。

後日ご連絡いただければ弊社の方で引き取りをさせていただきます。

びっくりするのですが、お金や保険証書、土地の権利書などがお仏壇の中から見つかることもあります。「大事なものはお仏壇に！」というのが昔の方々のお考えだったのでしょうし、ご先祖様が守ってくれているという安心感もあったのでしょうね。
まずは十分ご注意を。

さて今回のお料理は洋風です。
スパニッシュオムレツと鶏ときのこのブラウンソース仕立て。
オムレツは卵が油を吸いますので、オリーブオイルで仕上げた方が軽く焼きあがります。