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2021年5月25日スタッフブログ

お仏壇を納品いたしました。

ありがたいことにお仏壇のご注文がありましたので、納品させていただきました。
ご宗旨は臨済宗なので、ご本尊は当然お釈迦様のお座りになったお姿(座釈迦像)となります。お仏間には引き戸式の収納が下部に備わっているとのことでしたので、お仏壇本体には引き戸収納は不要になります。お見積の上、下の画像の商品を手配・ご用意させていただきました。

紫檀本杢薄板貼り、国産品です。お位牌や具足を始め、一式の納品。お客様のお宅で納品の様子を画像で撮影することが個人的にはどうも憚られるので、特殊な事情がない限り納品前の画像になります。この画像は店の中で撮影しました。

困ったのは左右両脇の掛け軸。禅宗は宗派によって全て掛け軸が異なります。まあ、「禅宗一般用」という掛け軸もあるにはあるのですが、こればかりは菩提寺のお考え1つなので我々俗人には判断が難しいところです。(←後述しますが今回はここが1つのヤマになってしまいました)

このような仕事をしておりますと自分の知識がいかに浅薄で小さなものであるか思い知らされます。宗旨宗派によってご用意する本尊仏具が異なるのはいうまでもありませんが、地域性や風習、御住職のお考えなどでも対応は変わってきます。

実は今回納品させていただいたのは福岡県のお客様です。
フェリーで12時間。

コロナ禍ということもあり利用客はほとんどがトラック。最低限のプライベート空間を確保し、まるまる半日部屋の中で缶詰状態でした(笑)。実は学生の時に福岡で過ごしましたので、世情が今のようでなければ懐かしい場所にも訪れることができたのでしょうが、それも叶わず。まあ、土地勘があるというだけありがたいと思わなければなりませんね。

さて。ここで冒頭でお話しした掛け軸のお話に戻ります。

先方の御住職様とお話しさせていただきましたところこのようなご指定がありました。

右は達磨大師
そして左は臨済禅師

一瞬ドキッとしました。
手配できるんやろか??
聞けばこのご住職様のご認識では一般的なものなのだそうです。
取り急ぎ、さまざまな取引先に連絡いたしましたら「京都のみならず関西圏ではなかなか・・・」なのだそうです。

臨済禅師・・・臨済義玄様です。画像はWikipediaより。

中国の高僧で臨済宗の開祖でいらっしゃいます。正直に申し上げますが、私はこの方のお姿が描かれたお仏壇用の脇掛け軸を実際に仕入れたことがありません。

昔からお付き合いのある問屋さんが職人さんに掛け合って、特注で作ってくれることになりました。いやはや、どうにかこうにかですね・・・。

遅ればせになりますが、1週間後の発送となりました。

このように時々、自分の守備範囲を越えそうなお仕事で肝を冷やすことがあります。何事も経験なのだなぁ・・・お客様とのお付き合いを通して「知識・知見」というかけがえのない財産をいただいております。