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2023年9月2日スタッフブログ

おねだん以上

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家具大手チェーンのスローガンそのままパクリですが・・・(笑)

よくできたフレーズだなぁと思います。ただ、ここで我々の業界にとってある種のジレンマというかパラドクスが出てきます。

「仏壇や仏具の値段って、本当にそういうもんなん?」

生活雑貨や家電などであれば様々なシチュエーションで購入の必要性がしばしば生じるものです。一生のうちに生活用品を購入することがない人などまずいないでしょう。ただ、仏壇や仏具となると話は別です。仏壇屋に足を向ける機会がどれほどあるでしょう?そう考えれば昔から「仏壇や仏具は値段があってないもの」と揶揄されるのも仕方ないのかもしれません。

この店は家内の実家です。私自身はいわゆる「仏壇屋」を生業とする家で生まれ育ったわけではありません。というか生家は商売人の家ですらありませんでした。店の仕事を手伝い始めた頃はまだ景気も良く、高額な品が多く納品されていましたので「こんなに取引額の大きな仕事が何件も一つの店に来るものなのか・・・」と驚愕したことを覚えております。

翻って、今の状況はどうでしょう?景気が下降していることもありますが、それ以上にネットなどで様々な情報が得られるようになったことも我々「売る側」の対応の変化を求められているように思います。

お客様から「これは適正な価格だ」と感じていただくには相当量の説明が必要です。「なぜこの値段なのか」ということを真摯に説明しなければならない時代になりました。それは昔に比べて「やりにくくなった」のではなくむしろ「きちんとした店側の姿勢が求められている」のであって、私のような外様の人間には風通しが良く、心地いい環境になっています。

お客様の要求通りに仕事をするのは当然ですが、プロとしてそれ以上の提案をしていくことでお客様の満足を通り越した大小の感激を提供していく。それが今後生き残れるかどうかの分かれ道かな・・・最近特にそう感じます。

「おねだん以上」・・・考えるに、まあそういうことなんでしょう。