弊社でお仏壇の買い替えをご用命いただいたお客様から今までお使いの仏具をいったん預かりました。半世紀以上の年月を経ていますのでお灯明やお線香の煤でお位牌がくすんでいます。洗浄する猶予がなかったので文字部分に金を入れる作業だけにしました。

おリンもかなりな年季です。

これを10数分磨くだけで非常にきれいになります。

いわゆる「金属磨き粉」だけではここまできれいにはできません。あるプロセスをたどって研磨を施すと光沢がよみがえります。
この辺は機械の設計職をしていたころの経験が生かせています。

金属加工業者さんは「バフ研磨」という方法できれいに仕上げるのですが、これだとなぜか温かみのある仕上がりにならない気がします。常々思うのは「人の手は最高の工具である」ということです。

おリンの買い替えをお考えの皆様、今のおリンの音色が気に入っておられるのであれば一度ご相談ください。
安価できれいによみがえらせることができるかもしれません。