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2023年7月29日スタッフブログ

どこの人・よその人

遥か空に旅客機 音もなく
公団の屋根の上 どこへ行く
誰かの不機嫌も 寝静まる夜さ
バイパスの澄んだ空気と 僕の町・・・

「エイリアンズ」 song byキリンジ

故郷の四国から出てもう40年になります。
そして京都に住むようになってもう30年余り。独特な土地柄というのは理解しておりましたが、やはり自分の生まれ育った田舎町とは全く感覚が違うなぁ・・というのが正直なところです。京都人のプライドの高さというか、「自分たちの感性は他の地方の人には理解できないだろう」という『壁』のようなものを感じます。

ただこの『壁』が近年、実務を行う上でたぶん障害になっていってるのではないか??と感じることもしばしば。ゆったりした時代であれば仏壇業界のような伝統産業もその流れに乗ればよかったのでしょうが、今は情報が飛び交い日々の変化もけた違いの「急流・激流」です。京都の中だけで仕事が完結できることはむしろ少ないといえます。自分が「己が置かれた状況(←たとえ流されかけでも・・・笑)を冷ややかに俯瞰できる田舎者」であったことはむしろ幸運だったかもしれません。

「京都やから」・・・ここにいる間に周りの方々から何回聞いたことでしょう。それで千年以上の時代を生き抜いた町はすごいと思います。ただ、その陰で街から去り消えていった人たちも少なからずおられたはずです。油断はできないなぁ・・・。できるだけ周囲に流されないでいられるなら異邦人(=エイリアン)でもいいかな・・・なんて思っております。

まるで僕らはエイリアンズ
禁断の実 ほおばっては
月の裏を夢みて
キミを愛してる エイリアン
この星の僻地の僕らに
魔法をかけてみせるさ・・・