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2024年5月25日スタッフブログ
キ・ン・ブ・ツ・ダ・ン
弊社が過去納品させていただいた商品、特にお仏壇について統計を取ったことがあります。種類・大きさ・価格帯・・・。そうして分かったのはやはり「コンパクト化」でした。さらに言えばここ数年で家具調の仏壇が従来型の唐木仏壇の比率を超えてきたことです。
そこで一つ、我々業界の人間にとって一つの命題が残されています。それが金仏壇です。皆様も一度は画像などでご覧になったことがおありかもしれません。漆に金箔張り。金具などもきらびやかな造りになっています。
私が会社の業務を手伝いだした30年くらい前にはこの商品に一定数の引き合いがありました。金仏壇の値付けは他の種類のものよりも高めですし付属する仏具も多種になります。売り上げという意味では業界にとってもいわゆる「ドル箱」でもあったのでしょう。弊社が納品した金仏壇も同様に高価格な品物がほとんどでした。
統計を取ってみてわかったのは、ここ10数年で金仏壇を新規に取り扱ったのはたった数件。しかも先代の縁故によるもので非常に特殊なケースであったと記憶しています。
御多聞に漏れず弊社にも中~大型の金仏壇がありました。しかし棚卸など折に触れて調べてみると、お恥ずかしい話ながら数十年動いていない品も・・・。
そこで今回、思い切って金仏壇の在庫は大幅に減らすことにしました(こういうことをしれっとやってしまうので「業界の人間らしくない」といわれてしまうのでしょうが・・・笑)。これから金仏壇をお求めでもしかしたらご縁があるかもしれないお客様には申し訳ないのですが、膨大な在庫品を棚卸資産として在庫しておくことは様々な観点からみて会社の体力をそぐ原因となります。私どものような小規模店舗には不似合いな在庫だったのかもしれません。
おかげさまで金仏壇の全修復(洗い)の引き合いは一定数ありますし、「いつでもご要望にお応えする」体制は整っています。これからは様々な取り組みを強化してお客様のご要望に応えられる力を磨いていく必要があるのでしょうね。