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2021年12月11日スタッフブログ

売れ筋の商品【時代によって】

ブログは毎週土曜日に更新をさせていただいております。

京都の町もすっかり冬の様子になりました。足元がしんしんと寒い、いわゆる「底冷え」もじわじわ感じられるような季節です。そういえば受験シーズンはこれからですね。

これから本番を迎えることになる受験生の皆さんはもとより、我が子の体調管理に細心の注意を払わなければならない親御さんのご苦労には頭が下がります。

さて、仏壇・仏具を取り扱う店・・・というのは伝統的な商売だけをしていると思っておられませんか?
でも、ここ最近は家具調仏壇の席巻によって急激に取扱商品が変わってきています。
例えば、このブログでもご紹介している「お灯籠」。

金仏壇・唐木仏壇ではこの商品はいわば必須でした。

しかし家具調仏壇にはあらかじめダウンライト等の照明が組み込まれていることが多いので、販売量も縮小しつつあります。

金仏壇には多種の付属品を取り揃えて納品することになります。思い出してみると特に浄土真宗の各派について金仏壇の仏具一式はそれぞれ独特の形やしきたりがあって、納品に際して「お道具」の漏れがないように細心の注意を払ってきたものです。しかし近年、金仏壇の取扱高はかなり減少しています。これは何も弊社だけの現象ではないと思います。それだけ時代のニーズが変わってきたのでしょう。

また、お位牌についてもだんだんサイズが小さくなってきています。
皆さん、こんな形のお位牌を存じでしょうか?

これまた今では新規取扱品としてレアなお位牌となりました。「あ、うちにもあるわ!」とおっしゃる方々はかなり少ないのではないでしょうか。お屋根のついた立派なものです。全高は30cm以上になるものがほとんど。一昔前はこの形のお位牌も一定数出ていましたが、最近は受注が本当に少なくなりました。弊社取扱品も変革を求められているような気がしてなりません。

仏具や仏壇を扱う店舗は在庫品を多種多様取り揃えておかねばならない・・・というのが先々代の祖父から続く考えでしたが、ここへきてその考えを改めるべきなのかもしれない、と思うようになりました。確かに高額な商品を数多くそろえておくことは店の信用信頼につながります。ただ、それが店に本当に必要なのだろうか??これはなかなか難しい問題です。

ただ、こういう時にいつでもヒントをくださるのはほかならぬお客様です。お客様の一言一言にしっかり耳を傾けて真意を読み取ることで答えが出てくることが多いのです。次年度に向け、店の将来にとってやるべきこともいろいろありそうだな・・・そんなことを考える年末です。

さあ今週もまいりましょう!お料理のコーナーです!!
鶏レバーのしょうが煮

内臓の料理は特に下処理が大事です。
切り分けた後に流水で洗い、塩水にさらして20分ほど漬けます。こうすることで血液の塊が除去しやすくなるんです。
しっかり洗ったら熱湯に入れて霜降りにし、酒・しょうが・みりん・砂糖・醤油で煮ていきます。
鉄分不足の方にお勧めです。