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2025年3月22日スタッフブログ

夫婦位牌の足し彫り

最近、足し彫りのご依頼が急に増えたように思います。理由はわかりません。もしかしたら位牌そのものの受注よりも単価が低く、なおかつ作業が煩雑なので遠慮する業者様が多いのかもしれません。

その前に夫婦位牌についてご説明しておきましょうか。下の画像のように、先にお亡くなりの方のお戒名や没年月日・俗名・行年を片側(男性は右、女性は左)に印字~もう片方を空欄にするという方法です。お位牌の本数が半分になりますので、近年コンパクトになったお仏壇の内部でもスペースが有効活用できるという利点があります。しかし一方、お見送りになった方からすれば「あの空欄に自分も入るんだなぁ・・・」となんだか微妙なお気持ちになる場合も少なからずあるでしょう。

さて。

この方側が空いた位牌に追加で印字をする場合、以前は結構な技術が必要だったりしました。既に印字された文字のサイズをきちんと計測し、位置もちゃんと合わせなければなりません。

しかし近年は技術の発達によって比較的スムーズにこの工程が可能になっております。実際、弊社では文字加工完了までの工程を数十分で行っております。もちろん、文字加工後の表面の金文字や裏の白文字にする処理が必要です。それでも1~2時間あればお客様へお届け可能な状態になります。

昨日も複数本の作業をしておりました。人間の慣れというのは時として油断を生む場合がありますので、いつ何時でも気が抜けない作業ではあります。しかし迅速かつ丁寧な仕事でお客様方にも満足頂いております。

満中陰までの日にちが短く短納期での仕上げが必要な方、文字レイアウトが複雑でなかなか対応する業者様が見つからない方・・・どうぞお問い合わせください。弊社は自信をもって対応させていただきます。