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2024年10月12日スタッフブログ

残しましょ

弊社東側社屋を改装することになりました。

現状の屋台骨は残しつつ、外装・内装をリフォームするというやり方です。なにぶん昔の建物ですので中の整理も大変でしたが無事に完了。後は解体を進めております。

その中で「これ、どうすんの?」というものが出てきました。

ネットで調べましたら「仁丹町名表示板」というものだそうです。京都で生まれ育ってない私にはなんのことやら??ってなもんですが、森下仁丹株式会社が社名の広告も兼ねて京都の各所に設置したんだそうです。

京都の地名には通りの名前+「上ル・下ル」「東入ル・西入ル」という文言が入ります。そのあとにようやく「〇〇町〇〇番地」というような文言が来るのですが、京都の人は前半の通りの名前云々で大体どこら辺の場所かわかるんですなー。私も店に入ったころはちんぷんかんぷんで苦労しました。「なんでわからへんのや?」と言われてもわからんもんはわからん(笑)。

先述のこの表示板も、実は郵便配達員さんのご苦労を軽減するためだったということらしいです。やっぱわからん方々も一定数以上おられたってことでしょうか(笑)。

ウチにあるこの表示板・・・これ要るんかなぁ??と思いましたがネットでは結構な数のブログが残されていて、探索するのを趣味としておられる方々も多いらしいです。そういえば休日に比較的多人数で撮影しに来ておられたこともありましたっけ。

というわけで、外壁をいじる際にいったん取り外しますがこの表示板はまた取り付けようということになりました。昔ながらの京都の長屋の風合いは少々様変わりしますが、4~5か月後にはまたもとの位置におさまることになります。

新しくなった外壁にもそのうちなじんでくれることを祈りつつ、工事完成を待ちたいと思います。