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2022年6月18日スタッフブログ

私事ですが【お墓参り】

ふるさとへ 向かう最終に
乗れる人は 急ぎなさいと
やさしい やさしい声の 駅長が
街なかに 叫ぶ・・・     「ホームにて」 中島みゆき

妻の実家の家業を手伝い始めて四半世紀が過ぎました。私の故郷は四国の田舎町。何もないのがいいんだ・・・なんて強がりが似合うようなところです。大学入学を機に県外へ出て、もう40年が経ちます。

このような仕事に従事しているにもかかわらず、実父の墓参りは数年に一度しかしておりません。

故郷には立ち寄るべき家族もおらず、見知った親類はみな高齢になって易々と訪問できるような状況ではないのも理由の一つですが、それ以上にお墓のある場所が問題なのです。なぜか離れ小島の島民墓地に父のお墓は建てられました。

出自がこの島なのは知っておりましたが、それにしても不便。1時間に1便あるかないかのフェリーで行くしかないのです。父が亡くなった当時、家族を説得してお参りのしやすいところを勧めましたが、受け入れられることはありませんでした。

現実的には、お墓に参ろうが参らなかろうが日々の生活には全く影響はないと思います。ただ、私にとっては心のよりどころであると同時に故郷の土を踏む数少ない機会でもあるのです。

しかしまあ、今年も京都から西方に向かって手を合わせることになるでしょうね。

たそがれには 彷徨う街に
心は 今夜も ホームにたたずんでいる
ネオンライトでは燃やせない
ふるさと行きの乗車券・・・     「ホームにて」 中島みゆき

皆様もお墓建立に際しては事前に十分お考えください。