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2021年7月15日スタッフブログ

納品後

こういう仕事をさせていただいておりますと、いろいろなご要望を納品後にも頂戴することがあります。
そういった時にどのような対応をするかで店の信用が決まります。

加工や検品には細心の注意を払っていても、正直に申しましてきちんとした品物をお届けできていなかったこともあります。
若いころは「何とか丸く収まらないかなぁ・・・」と余計な動きをしたことがありました。
しかし今になって思うのは、こちらの過ちは真摯に受け止めきちんと謝罪したうえでお客様の満足が得られる形にするのが、問題解決の一番の近道だということです。

「なぜこうなったのか?」を追求することは大事です。ただ、それをお客様に伝えてどうなるものなのか??

単なる言い訳にしかなりません。
それはいわゆる「言い逃れ」なのです。
こちらの過失を受け止める度量がないだけなのです。
受け止めて解決する。そのことが店の信用につながるはずです。
私はそのことを常々肝に銘じています。

もちろん、余分に経費が発生することもあるでしょう。しかしこれは小さな損得勘定など抜きにして考えるべきなのです。

先日、お客様からお位牌の文字についてのご指摘を頂戴しました。
文字の内容は正しかったのですが、寸法的に明らかなミスがありました。チェックミスです。たしかにこちらの過失でした。
申し訳ない気持ちとともに「おっしゃっていただいてよかった」と心から安どの気持ちがわいてきました。
お客様の信用を取り戻すチャンスをいただいた喜び。もう一度ちゃんとした形で納品ができる喜び。

これからもこの気持ちを忘れずに精進してまいります。