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2024年9月14日スタッフブログ
街の色
先日、とあるお寺様の御用で中部地方に参りました。
山のふもとにあるお寺様で待ち合わせをしながら「いいところだなぁ・・・」とのんびりしてしまいました。
驚いたのは人工的な音がしないこと。聞こえるのは林の中を風がすり抜ける音だけです。普段生活しているところがいかに騒々しいか実感できました。京都に比べると気温も低く、周りの風景もすがすがしい。生まれ育ったのも田舎町でしたが、海沿いであることも影響しているのかそういったところとも違う雰囲気を感じました。
仕事で様々な場所に行きますが、その場所によって街の色というのがあるように思います。私が生まれ育ったところは海の青と海岸べりの砂浜の白、そしてその後ろの小さな丘の木々の緑でした。加えて、色ではないのですが「磯のにおい」が強烈だったことを覚えております。
空の青さと山の木々の緑のコントラストが今回の街の色でした。そこに風の音が色を添える。こういう場所で生活すると確かに不便は感じるでしょうが、壮年期を過ごすにはいいところなのかもしれないなと思います。
自分もこれから高年齢期に入っていきます。そのときにどういった環境で過ごすのがいいのか・・・考える時期に来たのかもしれません。