新着情報

2023年2月25日スタッフブログ

造花はだめですか?

お仏花をお供えすることはお仏壇に欠かせないものとして、「お花立」を販売させていただいております。

しかし最近は家具調のおしゃれな仏壇の需要が増えてきたこともあって、「お花立は要らない」とおっしゃるお客様もおられます。ご自宅にある花器をお使いになるそうで、それはそれで非常にいいアイデアではないかと思います。私もこのアイデアをもとにいろいろなご提案をさせていただけるようになりました。「仏具」というくくりを外してしまえば非常に自由な発想ができるものです。まあお寺様方のご意向を伺いながらということにはなるにせよ、時代はだんだん変わっていっているのだなと実感します。

さて。

お客様方から「生花をお供えしてもすぐに枯れてしまうのですがどうすればいいですか?」とご質問を受けることがあります。最近の住宅事情を鑑みると非常に密閉性の高い空間でエアコンを使用する関係上、生花を是非にとお勧めするのはなかなか厳しいのではないかと思うようになりました。

「造花はあきませんで!」とウチの祖父はお客様によく申し上げておりましたのは記憶にあります。ただこれからはもう少し解釈を変えてもいいのではなかろうかと思います。「仏様に向き合う」形は画一的でなくてもいいんじゃないでしょうか。「お花を供えてもどうせ枯れてしまうのだから何もお供えしない」よりも「たとえ造花であろうともお仏壇を華やかにして気持ちよくお参りする」方がはるかに尊くて仏様に寄り添う気持ちになれるんじゃないかと。

弊社でも徐々に取り扱いをさせていただくようになりました。

季節に応じたシリーズもございます。ご興味あればお問い合わせください。

プリザーブドフラワー・・・樹脂製の造花とは一線を画す非常に繊細で美しいものです。これも選択肢の一つにしてよいのでは?と思います。