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2024年2月3日スタッフブログ

生産と消費

ウチは年末年始を除いて「年中無休」ということになっております。そういえば昨年は猛烈な台風接近に伴って臨時休業が1日ありましたっけ。まあ、その程度の営業形態です。

「どこか旅行とか行きたくなりませんか?」

たまにそう聞かれるのですが

行きたいと思わないですねぇ(笑)

「旅行」=「非日常を求める」の側面がありますよね。いつもと違う風景、いつもと違う部屋、いつもと違う食べ物、いつもと違う体験・・・そういったことに興味を持ち、時には感動するには旅行というのは最適だと思います。ただ、自分自身はそう言ったことに対して興味がないのだと思います。「君たちはどう生きるか」という小説が宮崎駿監督の手によってアニメ映画となって話題になりましたが、原作の中にこのような意味合いの記述があります。

「生産者と消費者がこの世には存在しており、幼くしてお豆腐屋の家業を手伝い生産者として生きる、君の友人は尊い」

生産者が偉いかどうかというのは別にして私自身、「消費者として生きる」のが面倒なんだと思います。お金のやりくりをして旅行の計画を立てあれこれほしいものをお土産として買い食べたいものを調べて彼の地で味わう・・・計画を立てることはある意味「生産している」のかもしれませんけど、やはり消費のための計画ですから真の生産者とは言えないのでしょう。

「消費」で楽しむよりも、自分の頭で考えていろいろ仕事をするほうが性に合っているようです。あえての消費であれば、余った時間は少しだけおいしいものを自宅で食べたり自室でゆっくり過ごしたりするほうが喜びを感じられる人間なんじゃないかと。

非日常の素晴らしさよりも日常のありがたみを感じて日々仕事をして過ごす・・・このほうが性に合ってます。今後も自分のするべき仕事に注力してまいります。