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2022年3月5日スタッフブログ

Limited government の概念

政界情勢もなんだかきな臭くなってきています。プーチンという人の冷酷さは今に始まったことではありませんが、もう少し狡猾・巧妙で緻密な戦略家だと記憶していました。しかし今回は無理やりなパワープレーに打って出ています。もしかするとこれはロシアという国が変革するきっかけになるかもしれませんね。

それはそうと、コロナの新規感染者数の減少が滞ってきました。

今月前半で一息つけると思ったのですが、まだまだかかると見た方がいいでしょう。皆さんよく見ていらっしゃるようで、感染状況がご来店者数に直結していますし今後の弊社の経営についても十分影響のあることです。

こういう時に何か動いた方がいいのか、それともじっとしておいた方がいいのか・・・判断に迷うところではあります。私はどちらかというと慎重派です。考え方としてはあっちこっち手を広げるよりもこじんまりまとめておいていざというときに動ける準備だけにとどめておく。その方が現実的です。

中学生の時に社会科で習った‘Limited government’(クリックしてください)という政府の在り方について。

これは必要以上の動きを自制して他の力に任せるということでもあります。成り行き任せという批判もありますが、この方が結局はうまく回るということだと解釈しています。今のプーチン政権はこの真逆です。なにがなんでもトップダウンでコントロールしようとしています。もともと社会主義国家の思想・構造はそういうものですが、マルクスの「資本論」に基づいた社会主義国家樹立と運営は、失敗を運命づけられた壮大な実験でした。にもかかわらず、ロシアという国は現在、何もかもが少数の人間の思惑で無理・無駄な動きをしています。予測が立てられない楽観論に基づく戦争は破滅に向かうこともまた歴史が証明していますし、早期の収束が望まれます。

翻ってこれを会社経営に当てはめてみましょうか。

やみくもに外に目を向けてお題目通りに動くのではなく、自社で眠っているポテンシャルはないか?経費を使わなくても事業改善できないか?と考え行動することが重要だと解釈できます。もちろん、投資も必要です。ただそれは「現在」に対してのものではなく「将来」に対してのものでなければなりません。予測や計画を立てなければ「将来」は見えてこない。

そういう意味でこの世界情勢とコロナ禍は予測・計画を立てる重要性を教えてくれていると思います。もうちょっとかかると思いますが皆さんもどうぞお気を付けください。

ちなみに私は来週早々に3回目の接種を受ける予定です。ワクチンはモデルナ。予約サイトを見ましたが結構ガラガラでした。
やはり副反応が強いことで敬遠されているのでしょうか。
でも2回のファイザー+3回目のモデルナの効果はかなり高いらしいです。
「将来を見据える」ことを考えると多少のリスクは仕方ないでしょう。