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2024年8月17日スタッフブログ

「祈り」の意味【お盆が終わって思うこと】

毎朝毎夕、お仏壇に向かって短い間ですがお参りをしております。別に何かを特別思うでもなく、毎度のあいさつといったもの。一日のルーティーンなのかもしれません。

商売繁盛 家内安全 心願成就・・・・  って、これは神社での願い事ですよね(笑)。でも、「いろいろうまくいきますように」とお仏壇の前でお願いしている方々もいらっしゃったりするのではないでしょうか。「どうか仏様、ご先祖様助けてください」と。

個人的には、仏様の前で手を合わせるのは「心を鎮めて区切りとする」時間を持つということかなと思っております。一生懸命お祈りしたから自分の人生の障害がなくなるとか、そういうもんでもないのかなと。「じゃあ信心なんかなんの得にもならないじゃないかぁ!!」・・・損得勘定で考えることがまずなんだかなぁ??って感じです。

仏さまと向き合う・ご先祖様と向き合うというのはその人の心の持ちようなんだと思います。毎日自分で努力して生活をより良いものにしていこうという方々は実は信仰心なしでも十分自活できていたりするものですけれど、逆説的になりますがそういう方のほうが信心深かったりするんです。そういうお客様とお話ししていると「自分なんかまだまだだな・・」と改めて身が引き締まる思いになります。

おかげさまでお盆の最中も忙しく仕事させていただきました。本当にありがたいことです。先々代の祖父がつないでくれたご縁のおかげでやりがいのある仕事ができています。

今月のはじめに、とあるご本山のお仕事をさせていただきました。元々はこれも祖父がつないでくれたご縁でのお仕事でした。当日、早朝に当家の仏壇の前で手を合わせて「ほんならおじいちゃん、行ってきます。見守っててください。」と念じました。

「何事も心構えと気配りやで。行っておいで。お早うお帰り。」・・・先々代ならそう言ってくれたでしょう。「変わり者」で通した頑固な祖父。店に入ったばかりのころは反発もしましたが、会社を経営するようになってこの人の偉大さが少しだけわかるようになりました。