インボイス制度・・・というものが10月から実施されるそうです。いろいろ調べてみてはいますが、要するに今までザルだった主に消費税関係の徴収をきめ細やかに（ホンマか？）行っていこうっていうことのようです。でも結局これはお国が定めたルールに従わないといっぱい税金取られるよ！ってのと変わりない「弱い者いじめ」の様相を呈するかもしれません。弊社も関係各所と連携しながら準備を進めていきますが、まだまだ勉強不足なところもあるのでこれから本格的な対応をとっていく形になります。

さて。

この制度に沿った事業を進めていく中で「帳票の保存」というキーワードが出てきます。これが一般の小売店では非常にハードルが高いケースが出てくるかもしれません。「電子帳簿保存法」なんてぇ制度も来年1月にスタートするからです。この法律によるとお支払い等を電子取引でしちゃったらペーパーでの領収書はNGになります。なのにインボイスでは一部認められるとかもうわけわからん。

取引先様の関係もありますし、「BtoBに関しては電子帳票で一気に一本化！」とはならないでしょう。この辺はお上の目論見が外れる可能性があります。SDG’ｓだペーパーレスだ言ったところで、我々底辺でうごめく小規模店舗はなかなか一気にそうはいかないですもん。いやそれどころか中小企業が「電子取引したら帳票の保存がややこしいからこの際昔ながらの現金振込や引き落としに戻そうか」なんて流れができたらお上の目論見と真逆になってしまいます。なんかかみ合ってないなぁ・・・なんて思いますね。

先日、弊社が口座を所有している銀行の電子帳票が一部発行されないという現象が起きました。普通なら逐次発行される旨メールが届くのですがそれも無し。なんじゃこりゃ？と思って銀行のポータルサイトを見てみたら当該帳票の項目に「発行しない」のチェックが入ってました。操作自体は簡単なのですが原因を突き止めるのに結構な時間を要しました。こういうとこが電子取引の闇というか面倒くさいところだと思います。

まあ嫌だ嫌だって言ってても始まっちゃうもんは仕方ありません。弊社は今後、取引先とのやり取りはできるとこだけでも電子帳票の方向で進める所存です。

でも。

ああめんどくさい！(# ﾟДﾟ)（←これが言いたかった）