個人的なお話になりますが、自分自身でも結構料理をしたりもします。包丁も握りますし、なんなら研ぎも自分でします。切れる包丁は危ない・・・というのは全く逆で、実はよく切れる包丁は余計な力が要らないのでけがもしにくいのです。

料理というのは、実は仕事と似ていると思います。

素材の選び方や手配の仕方、何より手順は大事。その物事の本質を見極めてどうすれば一番いいのかを考えて行動に移す。しかも料理には学問の側面もあります。素材の切り方、熱の入れ方、味付けの分量などなど・・・素材の切り方は基礎物理学。熱の入れ方は電熱学。味付けはもろに化学と人間科学と医学。加えて言うなら安くおいしいものを作ろうというのであれば経済学も関わりますね。

なんにせよ、料理をすることによって勉強になることは数多いのです。

最近、大きな事業にかかわらせていただくことが決まりました。弊社としても光栄なことですし数年がかりのこの仕事を無事に達成できるように考えてゆきたいと思っております。先日企業様方と打ち合わせをさせていただいた際に、ある会社の部長さんが「これは何より手順・工程を大事にしなければなりませんね」とおっしゃいました。不謹慎ながらそのときにふと頭によぎったのは懐石料理のコースでした。神経を研ぎ澄まして完成した品々のラインナップ。その裏に隠された工夫と手順。あれくらい計算されたレベルでないといけないのだろうなぁ・・・。自分にそれを編み出す能力があるだろうか？？いずれにせよ弊社1社で完結するお話ではありませんので、各社の皆様と綿密にご相談させていただきながら進めていこうと思います。

さてさて、今日は土曜日。通常の業務がつつがなく終われば久々に料理でもしてみましょうか(笑)。