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2026年2月28日スタッフブログ

答えはどこに?

既にお亡くなりになってますが東京都知事を長く務めた石原慎太郎さんが(知事の定例記者会見だったかで)おっしゃっていたことがあります。

「ものを書くというのは自分にとって趣味とかそういったものではなく、もっと重要なものである。『書く』ことで自分の考えが整理され、それが政務にも生かされることがしばしばある。」

自分自身は決して才能に恵まれた人間でも偉い人間でもないのですが、この意見には何となく共感するところがあります。「これからどうやって会社を経営していこうか?」というのは会社の大小にかかわらず前向きな経営者なら一度は考えたことがあると思うのですが、数年前に会社の経営を自分でやるようになったときにまずは現状の把握をするために手書きで問題点を書いたことがあります。すると書いているうちに出るわ出るわ・・・「ああ、こんなにも問題が多かったのか」・・・愕然としました。それと同時に今後の方針についてもなんとなくイメージが出てきたように思います。

いまだに「書く」という癖は大事だと思っておりますが、その際に心がけていることがあります。それは「消したり修正したりできないようにペンで書く」ということです。頭の中にきちんとした文章を作っておかないとできないことなのですが、老化防止にも役立つんじゃないかと思っています(笑)。

思い出してみると、入試の記述問題に取り組む際に「あ、これ解けるな」と思った問題って鉛筆で書いているにもかかわらずあんまり書き直したりしないものなんですね。かえって解法の方針が決まらないまんま、とりあえずやっつけようとするとまあ消しゴムの減りが早いのなんの(笑)。でも不思議なもので書いているうちに答えが見つかることもありますし、人間の思考ってのは複雑なもんなんだなぁと思います。

今になって改めて思いますが、仏壇屋という職業は非常に特殊で閉鎖的なものです。その閉鎖性のおかげで今まで生き残ってこられた面も否定はしませんが、そのせいで現在は業界全体が苦境に立たされています。そして今後この閉鎖的な構造は今以上に崩れていくでしょう。「仏壇なんかいらない」・・・世の中の風潮がそっちへ流れている今、何とか生き残る答えを見つけなければならないのですが、単純に紙に書くだけでは答えは出ません。でも毎日「書く」ことで問題を洗い出したり解決したりの繰り返しを続け業務を進めていけば、どこかに答えがあるのではないかと思いつつ日々を過ごしております。