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2022年9月24日スタッフブログ

納品(というか仕事あれこれ)

最近は「ご実家にある大きめのお仏壇」から「コンパクトなお仏壇」への買い替えのお話がほとんどです。仏事がシュリンクしていることを感じますが、それ以上に感じるのが「京都市内の人口の空洞化」です。「誰も住まれていない空き家に旧来のお仏壇を受け取りに行く」というパターンはコロナ真っただ中の間は落ち着いていたように思いますが、最近またこういう流れが復活してきました。

本日、旧仏壇の受け取りに参りましたのもこのパターン。お魂抜き・入れを同じ日に済ませたいとのことでしたので新旧のお仏壇を並べて設置しました。加えて、お引き取りも同じ日にとご希望でしたので対応させていただきました。すでに電気が止められていましたが、こんなのは普通です。ただ、ご住職がお見えになる際にどうしても明かりは必要だろうということで私の方で取り急ぎ準備させていただきました。

正直に申しますと「100均のLEDランタン」を買ってきただけなんですけどね。こうなると我ながらもう「何でも屋」の様相を呈してまいりますが(笑)、それでもきちんと仕事を行き届かせることができたようで安堵しております。

先々代の祖父は店の販路を広げるために腐心を尽くした人でした。私財をなげうって様々なところへ自らの足を運んで人とのつながりを広げてくれました。おかげで私たちの世代はどうにか仕事を続けられております。祖父がいつも申しておりましたのは「何の商売でもそうやけどな、いちげんさんに品物届けてお金もろうておしまいちゃうんやで。」・・・店を取り仕切るようになってからこの言葉が身に染みて理解できております。

お客様によってご事情も様々ですが、私どもはきめ細やかな対応でお答えいたします。それが小規模店舗の強みなのです。