新着情報

2021年4月22日お役立ち情報

お仏壇を購入・設置するときに気を付けること(追加)

お仏壇やお位牌を設置するときに気を付けること

←先日もこのようなブログを書きました。

詳しくは書きませんでしたので、少し補足をしておこうと思います。

特に設置する場所についてです。

お仏壇を設置するにあたってはまずこの向きだけはやめてください!というのがあります。

『御本尊・お位牌が北を向いた状態』

先代や先先代も、このことだけはまず譲りませんでした。私も同様です。お寺様の手前と言うのもありますが、それ以上に大事な理由があるからです。

この業界のいろいろなサイトを拝見してみても『北向きは避けて下さい』との旨を書いておられます。これはお釈迦さまが入滅(=お亡くなりになった)の際に北枕でいらっしゃったことに由来します。この様子が描かれたものとしては長谷川等伯の涅槃図が有名です。


お釈迦様のご入滅を皆が悲しむ姿が良くわかります。

北向きは「凶」と言われるようになったのはこうしたことからなのでしょう。

でも、実際の生活には別になにも影響ないと思うけどなぁ・・・?

そうかもしれないですね。

でも、あえてあんまりお勧めしません。

「これは縁起悪いからやっちゃダメだよ」ということをやってた場合でも毎日の生活には全く影響ないんです。ただ突然、受け入れ難い不幸や不運が自分の身に起こったとしたらどうでしょうか?

「やっぱりあんなことしちゃったからかなぁ?」

そこで気になるようなら、やっぱりやめておきましょうよって話なんです。

さて。

そのほかにも「鬼門・裏鬼門は避ける」というのがあります。

鬼門は敷地の北東、裏鬼門は南西というのが定説です。もうちょっと込み入った定義もありますがここでは割愛しますね。ここにお仏壇を設置するのは良くないと言われています。ただ、住宅のご事情でどうしても設置場所がそこしかない!という場合には仕方なく・・・といったこともありました、正直。最近では北向きの禁忌に比べると、鬼門については少々マイルドに捉えられているのはたしかです。

あと、個人的には水回りのお隣は避けていただいた方がよろしいかと。木工製品であるお仏壇は湿気に弱いです。あと、最近はだいぶマシになりましたが水回りには例の黒い虫さんが出没するかも。

この方々にとってはお仏壇は良い住処です。水がある。お供えものがある。適度な温度・・・(ご気分を害された方、ゴメンナサイ)

以上、つらつら書きましたがご参考になれば幸いです。