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2021年4月30日お役立ち情報

お位牌の発注について

不幸にもお身内が亡くなった場合、まずは葬儀屋さんが用意された白木のお位牌に御住職様がお戒名や没年月日・俗名・行年(お亡くなりになった時の年齢)を毛筆で揮毫してくださいます。

一般的に、四十九日までは白木の祭壇に安置されたこの白木のお位牌が礼拝対象となります。

じゃあ、四十九日法要が終わったらどうするのか?

黒塗りや金箔貼のお位牌に、故人の「お魂」のお引っ越しをしていただきます。御住職が当日にこの法要を行ってくださいますが、その際にはもう新規のお位牌が仕上がっておかなければなりません。

当然のことながら、品物には「納期」があります。常々、お問い合わせいただいたお客様には「できれば四十九日(もしくは三十五日)の2週間前にはご来店ください」と申し上げております。

これには2つの理由があります。

一つ目は、文字彫りの納期が最大1週間強かかるということ。
二つ目は、お位牌の中には手配に時間がかかるものがあるということ。

最近は彫刻機で彫り上げる「機械彫」が主流ですが、この方法だと四日くらいで仕上がります。一方、職人さんが一刀彫りで彫り上げる「手彫り」だと1週間+αの納期がかかるんです。

また、今までにご先祖さまのお位牌をお祀りしておられるご家庭だと、お位牌の形を統一させる必要が生じてきます。たまにあるのですが、手配に時間を要するものを短納期で!とのご要望でアタフタすることもあります(笑)。

お葬式の後の日々は、お役所をはじめとする諸手続きで1週間1週間があっという間に過ぎてゆきます。そんな中でお位牌の手配をされることは大変な労力です。

弊店ではそういう方々のために近畿一円無料出張にて受注を承っております。また、メール等でのやり取りでも発注が可能です。どうかご利用くださいませ。

さて。

歴史のあるお宅だとお位牌が複数柱、お仏壇の中に祀られていると思います。新仏様のお位牌を設置するスペースがなかった時はどうすれば良いのでしょう?

まずは御住職にご相談することです(まあ、当たり前と言えば当たり前ですが・・・)

しかし私どもにも一定の基準はあります。
まずは「3代祀ってください」と申し上げております。曽祖父母さま方くらいまでをお仏壇に設置して、それより前の代の方には「○○家先祖代々之霊位」というお位牌に入っていただく。先祖位牌がない場合は新たに新調する必要があります。

しかし最近のコンパクトなお仏壇ではなかなか三代お祀りできないケースも増えてまいりました。そういう時は「ご夫婦ともに没後50年以上になったら先祖位牌に入っていただく」ことをお勧めしております。その場合は過去帳にきちんと記録を残しておくことが大前提になります。

滅多にないことでもありますし、お困りでしたらお気軽にお電話でご相談くださいませ。お待ちしております。