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2021年4月26日お役立ち情報

時代で変わるお仏壇のかたち

大きな震災からようやく明るい兆しが見え始めた頃、私どものお店では依然として「唐木仏壇」が主流を占めておりました。唐木仏壇というのは、紫檀とか黒檀などの材料を使って木目を生かして仕上げる品物です。

シックな色合いが好評でしたが、その頃でも漆塗りに金箔を貼った「金仏壇」も一定の比率で売れていました。

大きさはというと、唐木・金とも一時期と比べれば小ぶりになったとはいえ、巾60cm・高さ1m60cmくらいのものが売れ筋。

その後。

住宅事情の変容に伴って仏壇の小型化とともに台頭してきましたのがいわゆる「家具調仏壇」です。大きさでいうと上に書いたような寸法よりも、一回り小ぶりなものが主流。特に下台付きの統一デザインの商品が人気となりました。
実は弊店のホームページ内でも、商品として掲載しているもののほとんどが「家具調仏壇」です。

 

「お仏壇は家の芯や」

先先代の祖父はいつもこう申しておりました。
なくてはならないもの。だからこそ多少気構えてでも大きな商品を購入されるお客様が多くおいでになったのでしょう。

今はどうでしょうか?

どちらかというと、お仏壇は「自分の生活のそばにあるもの」になったように思います。生活スタイルの変化とともにサイズダウンして行ったのも、自分たちの生活の身の丈に合ったものを選ぶようになったからでしょうね。

棚や家具(サイドボードなど)の上に置けるような商品も今では数多く出回るようになりました。

そして。

こんな商品が最近、メーカーからリリースされております。

「メモリアルステージ」というものなのですが、なんと既にお屋根やひさしすらありません。中央部の明るい色の板には御本尊や場合によってはお写真が飾れるようになっています。もちろん、スペース的には十分ですからお位牌も設置できます。

寸法もコンパクトで、幅が30cmくらい。時代はここまで変わってきたのだなぁ・・・と思わずにはいられません。

多様化するお客様のニーズに沿って、弊店も販売することにしました。普通のお仏壇の半額以下のお値段です。

ご興味がおありでしたら、是非とも実際に商品をご覧においで下さい。感染対策を徹底した上でお待ち申し上げております。