まずはお伝えしなければならないことがございます。
７月24日（土曜日）の営業開始時間を
午前９時　→　午前９時３０分
に変更いたします。あしからずご了承ください。

さて、「京の夏の旅」という企画が開催されております。詳細はこちら。
弊社もポスターを掲載しております。

普段は見ることができない文化財が鑑賞できたり様々な体験コースを設けてあったりしております。予約が必要なものもありますのでホームページをご覧の上お越しください。

このうちのとある公開箇所には祖父の代からご縁がございまして最近も品物を納品させていただきました。我々の仕事はただ品物を納めるだけではなく、環境に合わせた設置のノウハウを最大限に発揮する必要があります。半年に及んだ仕事ではありましたが、おかげさまで一応の区切りを迎えることができました。

さて、先日家具調のお仏壇を納品させていただきました。
過去にこのブログにも書いたことがあるのですが、最近のお仏壇はここ10年ほどで多種多様なものになってきております。
（参照：時代で変わるお仏壇のかたち）
金仏壇が主流だったころにはこのような時代が来るとは夢にも思いませんでした。
今回のお仏壇は形もさることながら、注目していただきたいのはその色です。家具調仏壇といえば少し着色された木地を使用することが多かったのですが今回納品分はこちら。

えー、無垢材をふんだんに使った品物ですがほとんど木の色そのままです。材質はタモ。
最近はこのような色の薄いものが好まれるようになりました。
時代は変わりましたね。

思えば、最初にこのような上置き用仏壇が頻繁に出るようになったのは１０年位前のことだったでしょうか。

橋田壽賀子さんの「渡る世間は鬼ばかり」のドラマ中で、女優の山岡久乃さんが本当にお亡くなりになってしまった関係で急遽お仏壇が登場するのですがその時の品物が小さな上置用仏壇でした。
ヒットしているドラマの力というのはすごいもので、お客様方が「ああいうのが欲しいけど在庫はありますか？」と頻繁にお問い合わせくださいました。

いまやこの商品が数多く出るようになりました。
当然単価も安く抑えられますし、複数の世代が同居しない生活スタイルにもマッチします。
また、考えてみるとコロナ禍の影響もあるかもしれません。葬儀や法事で多くの人が集まることも少なくなり、ごく近しい身内だけで済ませることも珍しくありません。親族にお仏壇をお披露目する必要がなくなった結果、選択の自由度が広がったともいえるでしょう。

これからの時代、さらなる変革が起こるでしょう。しかもそのスピードは思いのほか速いかもしれません。我々小売業者の対応力が求められています。